【速報】立憲・太栄志議員が自民党入りか?党の反対方針に疑問呈する発言→委員会採決で突如退席、委員長は啞然としてフリーズ【KSLチャンネル】

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 立憲民主党の太栄志衆議院議員に気になる動きがありました。党から処分されるのか、それとも自ら離党して他党に移籍をするのか注目です。

 まだ報道はされていないんですが消息筋によると太議員は、9日の外務委員会で行われた、昨年の11月に日本とイタリアの間で署名された日伊物品役務相互提供協定(通称:日伊ACSA)の締結の承認を求める採決で、立憲民主党の反対理由に納得せず採決前に退席をしました。
 事実上の造反となるわけですが、ACSAは安全保障分野での協力を強化するため、自衛隊とイタリア軍との間で食料や燃料などを相互に提供できるようにする協定で、太議員は質疑中もこの協定に反対する立憲民主党の姿勢に疑問を呈しています。

退席に委員長は唖然

 私も外務委員会は視聴していましたが退席は突然のことだったようで、討論の終結を告げ採決に入ろうとした堀内詔子委員長が委員会室の異変に気が付いてフリーズ、退席者があったことの報告を受けたようです。与党の山田賢司理事が野党の筆頭に「戻ってこれないの?ならこれで行こう」と採決を促しています。

 委員会終了時に与党の山田理事に立憲の源馬理事が事情を説明するようなシーンも確認できますが、党内会合や理事会など、どの時点で太議員が党とは異なる見解を示していたのか不明です。
 実際に賛成の起立をしたわけではなく、退席ということなので本会議でどのような行動に出るかが注目されます。造反すれば除籍処分となる可能性がありますが、その前に自ら離党するなどして信念を貫くのでしょうか。

 立憲民主党はイタリアとの防衛協力関係には理解を示したうえで今回の日伊ACSAについては賛成すべきとの意見が多数あったとしています。
一方で反対理由として、本協定に適用対象として明記されている「それぞれの国の法令により物品役務が認められるその他の活動」に、法理上は「存立危機事態」等を含むと政府が答弁したことを問題視する意見があったともしています。

保守系安全保障のエキスパート

 太議員はもとは長島昭久衆議院議員の公設秘書で、日本の外交防衛安全保障の専門家です。希望の党に参加し落選しましたが、その後は国民民主党の結党に参加しました。立国の合流で立憲民主党に在籍はしていますが、2年前には朝鮮総連の解体と北朝鮮の資産凍結を当時の林外務大臣に求めるなど保守系の考えを持っている部分もあって、長島昭久議員のいる自民党入りをしても不思議ではありません。

 地盤は神奈川13区で、かつては自民党の甘利明元幹事長と争っていましたが、選挙区当選しています。ルール上は移籍可能です。甘利さんは神奈川20区で立憲の新人に敗れ、後継者は元維新の金沢結衣が決まっています。自民党の神奈川県連としては巻き返しを図るために13区の太さんも、もってこいの人材でしょう。

 おそらくこれ以降に大手マスコミが取材に動き出すと思いますが、取り急ぎ当方で得ている情報を速報としてお伝えいたしました。

【運営・執筆】竹本てつじ【転載について
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