無能警察!奈良県警が山上容疑者の供述調書をテレビ朝日に提供か?ニュースステーションで読み上げられた内容が調書の記述方法と一致
12日に放送されたテレビ朝日系列『ニュースステーション』の番組内で、安倍元総理を銃撃して殺害した山上徹也容疑者の供述調書の内容が放送された。文体は実際に警察が作成する調書そのものであり、テレビ朝日が何らかの方法で調書の写しを入手したものと思われる。
奈良県警が提供したのであれば、警護の不備に続いて情報管理の杜撰さまでが露呈したことになる。
供述調書の記述方法そのまま
以前から司法の判断を待たず警察側のリークで供述内容が報道され、それによって世論が形成されることが問題視されてきたが、今回のように供述調書そのものがリークされることは珍しい。
この報道で注目したいのは、その内容が警察関係者からの口伝えではなく、供述調書のコピーなどを入手した可能性があることだ。
供述調書の文章は独特な表現が使われ、本人の供述であることを示すために「私は〇〇したのです」という語りのような文章になっているのだ。
冒頭の供述内容だけ見ても、供述調書の写しを入手したとしか思えない内容だ。報道で使用する文章では「〇〇した」と表現される部分が、コピペしたように「〇〇しました」「〇〇したのです」という表現になっている。これらは某有名なヤクザ映画に出てくる組長の手記でも使われた表現で、繰り返し事件を起こしたことで供述調書の表現に影響されたものだ。
※太字の部分が報道では使わず供述調書で見られる表現
独自「火炎瓶持って…」供述で判明した旧統一教会“襲撃計画”安倍元総理を狙った理由|テレ朝news
山上徹也容疑者:「私は、近鉄大和西大寺駅近くで、選挙の演説をしていた安倍元総理を散弾銃で撃って殺そうとしました。本当は統一教会のトップを狙っていましたが、韓国にいて、コロナウイルスのために日本に来ませんでした。安倍元総理を狙って撃てば死ぬかもしれないことは分かっていましたが、どうしても統一教会が許せず、そこにつながっている安倍元総理を散弾銃で撃ったのです」
奈良県警は警護体制に不備があったことを認めているが、これがテレビ朝日による創作ではなく県警からのリークであれば情報の管理もできていないことになる。あくまで警察の捜査段階の情報であり、元総理を銃撃するような容疑者の供述を無批判に垂れ流すべきではない。テロリストの言い分をそのまま世に放つようなことはあってはならないからだ。
奈良県警はこの悪質なリークについても調査するべきだろう。毎日新聞などが事実と異なる供述(容疑者の嘘)を検証もなく無批判に報じているのも同罪だ。
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