東京新聞・望月記者、知ったかぶって恥をかく「災害対応車レッドサラマンダー 、岡山県にあるだけだと聞く」岡崎市と岡山県を豪快に誤認
東京新聞の望月衣塑子記者は8日、災害時に悪路を走破できる全地形対応車"レッドサラマンダー"について「全地形対応型の災害対応車 #レッドサラマンダー は未だに全国に一台、岡山県にあるだけだと聞く。」とツイッターに投稿し、航空自衛隊への配備が進む戦闘機"F35″を引き合いに予算を割いて配備するよう訴えた。
#赤坂自民亭 が大批判を浴びた西日本豪雨の際も全地形対応型の災害対応車 #レッドサラマンダー は未だに全国に一台、岡山県にあるだけだと聞く。
少なすぎる。一機116億円、計147機、維持整備費併せて総額6.7兆円かかるとされるF35のような米製兵器を爆買いするなら、こっちに使って欲しい。 https://t.co/UOWlnbG4tf
— 望月衣塑子 (@ISOKO_MOCHIZUKI) July 8, 2020
岡山ではなく岡崎、配備進まぬ理由は?
望月記者の引用先に「愛知県岡崎市の消防にたった一台しかない」と書かれているのに、どうして岡山県だけだと知ったかぶるのだろうか。愛知県岡崎市に配備された理由は、ほぼ日本の中心地で東日本と西日本どちらにも出動でき、予想される南海トラフ地震に備えてのことだ。かなり基本的な知識なのだが、2018年の西日本豪雨災害で出動したから岡山県だと思ったのだろうか。
このレッドサラマンダーの配備が進まない最大の理由は「出動回数が少ない」ということだ。2017年と2018年の豪雨災害で出動しただけで、これがどうしても必要かという疑問の声は多い。
まず、この車両は「ただ走る」という機能しかなく、瓦礫撤去や高所救助もできない。任務は寸断された災害地域に隊員を運ぶだけで、レッドサラマンダーを待ってるくらいなら訓練された隊員は自力で被災地に入ってしまう。
レッドサラマンダーの導入は東日本大震災の津波で地域全体が瓦礫とぬかるみとなったことがきっかけで、2013年に総務省が導入を決めたが配備先の消防署は自治体予算で運営されるため、維持費や管理費がネックとなる。自衛隊が類似する車両を導入できれば良いのだが、オスプレイすら大反対する面々がまた反対するだろう。
また自走では最大時速50㎞程度で燃費はリッター1㎞、災害地域までは専用の運搬車で運ばなければならない。また、ここまで特殊な車両となるとメンテナンスは開発会社に依頼することになるので、全国に配備したとしても予算と人員が追いつかないだろう。ハッキリ言って評判悪いんです。
記者ならちょっと勉強してから発信して欲しい。
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