沖縄の感染拡大に東京新聞・望月記者「GoToトラベルの結果がこれ」→沖縄県「GoToトラベル前に来た人でクラスターを形成」

マスコミ・報道

 沖縄県で新型コロナウイルスの感染が拡大し、病床数は限界を超え医療体制が逼迫している。このニュースをツイッターで引用した東京新聞の望月衣塑子記者は「#GoToトラベル の結果がこれです。今すぐやめてほしい」と政府を批判した。

 望月記者は22日からのGoToトラベルの影響と断定しているが、沖縄県では7月に入ってから68日ぶりの感染者が確認され、明らかな拡大傾向となったのは23日、潜伏期間や検査から公表までの時間を考えると感染はキャンペーン開始より前のことだ。

沖縄県がGoToの影響を否定

 沖縄県もキャンペーンの影響は否定している。

 県の糸数公保健衛生統括監は、現在の急速な感染拡大は政府の観光支援事業「GoToトラベル」前に沖縄に来た人でクラスターを形成し起きたとした上で「GoToが始まった後の4連休での感染者はこれから出てくるだろう」と見通しを示した。
出典:爆発的な感染拡大、人口比で全国3位 沖縄、GoTo影響は「これから」 – 琉球新報

 時系列を考えてもキャンペーンの影響は週明け以降となるだろう。感染拡大の要因はキャバクラなどでクラスターが発生していることのようだ。県内ではそれまで2か月以上も感染者が出ていなかったこともあり、元から沖縄観光の最盛期である7月になって入域者は急増しているという。沖縄県に関してはGoToキャンペーンに関係なくここから8月にかけて観光での入域が増えるので、このままでは8月の感染者数はさらに伸びることが予想される。

 キャンペーンの影響が来週以降であることは、新聞記者でなくともわかりそうなものだが、どうしてこう軽率な投稿を繰り返すのだろうか。沖縄県がキャンペーンの影響前に病床数超過となっていることは危機的な状況であり、望月記者は問題の本質も要点も理解していないようだ。

 新型コロナへの危機感が薄いのは政府ではなく望月記者だ。

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【運営・執筆】竹本てつじ【転載について

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