かまってちゃん?北朝鮮外務省「菅と安倍は、永遠にわが人民の呪いと糾弾を受けてしかるべきだ」総裁選候補にも牽制

政治・社会



 北朝鮮外務省が23日、菅義偉総理と安倍晋三前総理の対北朝鮮政策を批判する李炳徳(リ・ビョンドク)日本研究所研究員名義の文章をホームページに掲載し、その中で「終始一貫して最も卑劣で野蛮な対朝鮮(北朝鮮)制裁による封鎖の策動にしがみついてきた菅と安倍(晋三前首相)は、永遠にわが人民の呪いと糾弾を受けてしかるべきだ」と主張した。
 李氏は現在行われている総裁選候補に対しても牽制をしている。

北朝鮮 菅首相を痛烈批判「永遠に呪い受けてしかるべき」=自民党総裁候補にも警告-Chosun online 朝鮮日報
 李氏はまた、「ポスト菅」となる自民党総裁候補にも対しても警告。候補者らが前任者の対北朝鮮敵対政策をそのまま踏襲するという意思をあらわにしているとし、「誰が権力の座についても(中略)対朝鮮敵対視政策にしがみつくなら、得るものは悲惨な惨敗しかないだろう」と主張した。

 総裁選に立候補した河野太郎行政・規制改革相、岸田文雄前政調会長、高市早苗前総務相、野田聖子幹事長代行の4氏のうち多くが拉致問題の解決のためには日朝首脳会談が必要だとの見解を表明したことに不満を示したものと受け止められる。

他国批判は最早「北朝鮮文学」

 こうやって他国の首脳を罵倒することは、具体的な政治的メッセージとしての有効性よりも抽象的で文学的なメッセージが重視されている。いわば、これこそ「北朝鮮文学」である。当初は国威発揚と人民を鼓舞する目的であったが、今となっては発信者の自己満足が優先されるものとなっている。

 曲がりなりにも一国の外交を担う外務省が「卑劣」「野蛮」「呪い」などという言葉で他国の首脳を罵倒すれば、本来は修復不可能な対立を産むのだが、北朝鮮は自分たちでも幼稚な"かまってちゃん"である認識があることから、相手側が「はいはい、分かりました。またですか?なにかご不満ですか?」と大人の対応をしてくれることに甘えているのだ。

関連:立憲・岡本充功議員「北朝鮮がいいのか?金一族支配と自民党支持の同調圧力も同じ」与党の議席増を望む国民の声に暴言
関連:共産党・立憲のヤバすぎる協定書「韓国や北朝鮮との関係修復のため日米同盟は見直し」国民・榛葉幹事長「中国海警法が問題の時期、日米同盟見直しありえない」

皆様の支援が必要です KSL-Live!からのお願い

【ご支援をお願いします】取材・調査・検証記事はコピペまとめサイトのような広告収入は期待できません。皆様からの支援が必要です。各種支援方法詳細

【運営・執筆】竹本てつじ【転載について

OFUSEで支援する

このサイトをフォローしよう