立憲民主党県議が性的マイノリティーを否定する発言「病気と言ったら悪いが、元には戻らないのか」→撤回し謝罪へ
立憲民主党所属の山梨県議会議員が、17日に開かれた性的マイノリティーの人など多様な人に対する理解を深め共生する社会を目指すために設置された県議会の委員会で、性的マイノリティーを否定するような発言を行っていたことが分かった。
山田七穂県議会議員は委員会で「LGBTQについて、少数の方の主張を認めることは非常に大事だと思う」としたうえで「病気といったら悪いが、県の施策では理解をしよう、理解の促進をしようという施策が多いが、これに対して普通に戻していくという取り組みがあまり見受けられないが元には戻らないのか」などと発言したという。
山田議員は報道陣の取材に対して、謝罪と撤回の意思を示している。
出典:山梨県議会で男性議員が性的マイノリティーを否定する発言|NHK 首都圏のニュース
マイノリティー政策は選挙用の飾りか?
立憲民主党ではLGBTに関する取り組みを行い、当事者の擁立にも積極的で現職も在籍している。人権問題に対しては厳しいイメージがあるが、自治体議員の中には認識の甘い人物もいるようだ。
5月下旬には摂津市の西谷知美市議が、ツイッターで視覚障害者を嘲笑したことが問題となっている。批判に対しては「障害者である証明を送ってくること」「自宅を訪問し障害を確認する」などと謝罪条件を付けるという前代未聞の差別事案となっているが、同党の泉健太代表は筆者の直撃に「耳には入っていない」と答えるなど、党内ガバナンスも機能していないことを露呈している。
参考:【動画】私が泉健太代表を直撃した理由 立憲民主党市議による視覚障害者嘲笑問題を府連マターで終わらせてはならない
LGBT問題でも、当事者の石川大我参議院議員が新宿2丁目で警察官とトラブルを起こし、筆者が福山幹事長(当時)に証拠写真を手渡しても前執行部は対応をしようとしなかった。
参考:スクープ!立憲・石川大我、新宿2丁目トラブルの証拠写真公開 高井セクキャバ騒動でかき消された立憲の闇を暴く
今回の件や石川議員の問題で、立憲民主党の姿勢が性的マイノリティーへの偏見を広める結果となっている。視覚障害者への嘲笑問題を含め、党内に蔓延る差別を一掃するべきだ。
関連:立憲の暴言市議が視覚障害者を嘲笑「よく目が見えてそう」→謝罪条件「障害者である証明を送れ」「ご自宅までお伺いし確認する」
関連:立憲・石川大我「動画さらすぞ」コロナ感染知人の緊急搬送を強要した疑い、文春が報道→本人が否定も証拠写真が流出した過去