【暴露】山尾志桜里の復讐!公認から取消までの経緯と執行部の内情を公開、代表・幹事長の説明と矛盾か?【KSLチャンネル】
参院選公認を見送られた山尾志桜里さんが、国民民主党の内情と経緯についていろいろと暴露しています。
国民民主党は11日の全国幹事長会議で、すべての都道府県から公認を見送ってほしいという声があったとして山尾さんの公認を見送る方針を示しました。
こうなることは最初から分かっていたわけですが、山尾さんは全く納得していないようで離党届を提出するとともに、10日の会見では答えなかった内容も含め声明を発表しています。
「両院議員総会での決定について」 pic.twitter.com/EYZlORu0Cq
— 山尾志桜里 (@ShioriYamao) June 12, 2025
山尾氏の主張と感情
かなりの長文なので、何が書いてあるかざっと経緯を要約すると、
・玉木代表からの誘いは昨年からあった
・今年なって代表と榛葉幹事長同席で重ねて出馬要請を受けた
・4月23日に党から公認決定の連絡があった
・その際に、公認発表と代表・幹事長同席の会見は見送りたいと言われた
・その後「SNS等での批判の沈静化」「愛知県内における私の政治活動に対する愛知県連所属国会議員からの強い懸念」「他の候補予定者との一斉発表」などを理由として複数回発表先送りの連絡を受けた
・5月14日午前に本日発表との連絡を受け、他3名の候補予定者とともに発表頂いた
・同日の街頭活動に誘われ赤坂で代表とマイクを握った
・政治活動が可能になったので6月7日に事務所を開設した
・出馬会見は党からの判断を待った結果、6月10日開催の運びとなった
・10日の会見には代表・幹事長の同席を求めたが、辞退会見であれば同席すると回答があった
・辞退するつもりはなかったので単独で会見に臨んだ
・さまざまな方からご連絡も頂き、少なからずご理解と励ましの広がりに感謝をしていた
・24時間も経たず「公認取り消し」という性急な結論に驚いた
・執行部主導で要請を受けたのに、執行部の責任において判断せずに、両院議員総会での決定という形をとる点にもかなり違和感
・「有権者、全国の仲間、支援者からの十分な理解と信頼が得られない」との理由が公党の判断理由として有権者に説得力を持つものなのか疑問
・周知の懸念に指摘を頂戴したいと、公認前の4月15日に選対面談を申し出たが、面談は不要とのことだった
・ポスティングやポスター貼りをしてくれた後援会や支援者には感謝
・国政に再挑戦し、国家のために力を尽くす決意に揺らぎはない
・今後の政治活動については後援会・支援者・関係者の方々におわびとお礼を尽くし、よく相談しながら熟慮したい
と、こんなところですが、とにかく長い。時系列とお気持ちを同時に書くあたり、かなり頭にきているんだと思いますが、10日の会見では言及してなかったり、回答を避けたことも書かれています。
代表・幹事長の説明と矛盾?
まず榛葉幹事長も出馬要請に同席していたということ。これは玉木さんの独断で事が進んだわけではなく、党内でコンセンサスを得る前に、執行部が前向きに動いていたということです。
次に、4月22日に流れた山尾公認のニュースは誤報とされていたが、翌23日に本人に決定通知されているので、内部からのリークだったことは確定です。どこの党にもベラベラしゃべるやつがいるわけですが、これは世間の反応を見る観測気球のリークであった可能性が高いです。
この中でも最もヤバいのが、10日の会見に際して代表と幹事長の同席条件が「出馬辞退するなら」というところでしょう。この時点で執行部としては、山尾さんから辞退しなければ公認を取り消すことは固まっていたのに、翌日に行われた11日の全国幹事長会議での反対を理由にしてるのであれば、執行部は嘘をついて仲間を盾にしたということになります。
救いようのないことをいろいろとバラされたことで、党執行部は窮地に追い込まれる可能性もありますが、山尾さんのほうも不可解なところがあります。
5月14日の公認発表とお披露目街宣で支持者らから大反発をくらい始めるわけですが、そこから6月7日の事務所開設までの時系列が空白となっています。この3週間の間にほとんど連絡が取れなかったという話も、周囲から漏れ伝わってきていたので、山尾さんが強行にポスターやビラを刷り事務所を開設して公認取り消しにできないよう、既成事実化をはかろうとしたようにも見えます。
一応、玉木さんら執行部の言い分としては「公認内定を公認に切り替えない判断」ということらしいのですが、手続き上はそうであっても、他の予定候補者で公認内定を公認に切り替える手続きが可視化されたこともなさそうだし、山尾さんもビラには「公認決定」と書いてしまってます。
ボランティアの皆さん、本当に本当にありがとうございます!事務所開きなど準備が遅れてしまったにも関わらず、この国民民主プレス、すでに7万5000枚を全国各地にポスティング頂いていると伺い、感謝しかありません。さらに昨日今日も、新規または追加でのお申し出を頂いています。急いで準備していま… pic.twitter.com/A8z7LeFyfW
— 山尾志桜里 (@ShioriYamao) June 9, 2025
山尾氏の説明責任とは?
もうこれは、誘ったほうも受けたほうも、双方が端から間違っていたとしか言いようがなく、出馬しようと取り下げようと、どちらにしても大炎上案件だったわけです。
山尾さんの問題は過去のことですが、現職中は国会議員の地位が最大限守られるので、出処進退は本人が決めることです。一方で、今回は一度身を引いてから政界復帰しようということですから、現職中に国会議員の地位で説明不足のまま残していた課題を、改めて問われるのは仕方のないことです。
これから公職になろうとするものとして、過去に積み残した問題は選挙前に解決するべきで、そもそも山尾さんの場合は関係者で亡くなった方もいるので、昨今の政治情勢からしても以前より厳しい目が向けられます。
この部分が解決不可能であったことは明々白々で、どうしてこの人を玉木さんは誘って、榛葉幹事長まで乗り出してしまったのか。最終的には参議院選挙で審判が下ると思いますが、余人をもって代えがたいトップの二人が、揃って責任追及を受けるような事態となれば、党の存続も危ぶまれるのではないでしょうか。