国民・玉木代表「私は生まれ変わった!憲法改正議論を進めていく!」→野党支持者「裏切者には死を」のハッシュタグで総攻撃開始

政治・社会

国民・玉木代表「私は生まれ変わった!憲法改正議論を進めていく!」→野党支持者「裏切者には死を」のハッシュタグで総攻撃開始

 国民民主党の玉木雄一郎代表は25日、インターネット放送「文化人放送局」の番組で憲法改正にむけた議論について「私は生まれ変わった。われわれとしても憲法改正議論を進めていくし、首相にもぶつける」と述べ、安倍首相との会談に臨む意思も示した。
出典:玉木国民民主代表「安倍首相と会談を」=改憲論議に前向き:時事ドットコム
 この発言はネット上の各所で取り上げられ話題となったが、一夜明けた26日朝になって玉木代表は発言の真意について「従来の考え方を述べたまで」とツイッターに投稿している。

 若干トーンダウンしているのは、参院選で野党共闘を行った他党議員から批判的な声が上がったことが影響しているのだろう。また一部の狂信的な野党支持者が「#裏切者には死を」と言うハッシュタグを作って猛烈に反発しているが、これは完全に脅迫行為なので通報すべき案件だ。

国民民主党は改憲議論を否定していない

 この玉木代表の発言を受けて、共産党の宮本徹衆院議員は、5野党代表が参院選前に署名した市民連合の要望書を引き合いに出し「何のために力合わせ、改憲勢力3分2を失わせたのか」と批判している。

 しかしこれは宮本議員の誤解であり、市民連合の要望書については受け取りのサインをしただけで政策合意には至っていない。日本共産党がこれを「共通政策」として発表したことで誤解が生じたようだが、国民民主党の岸本周平選対委員長はテレビ出演時にこれを明確に否定している。
参考:野党議員がテレビで暴露「2000万円問題はたいしたことではない」「市民連合と5野党の共通政策合意は嘘」

 一方で、玉木代表が文化人放送局の番組で発言をする前に、同党の徳永エリ参議院議員は国民民主党が改憲勢力でないことを強調し安倍政権下での改憲議論を凍結すべきだと主張している。

(国民民主党は改憲勢力ではありません!!)おはようございます。今日は、空知でご挨拶回りをします。国民民主党は、10月の消費税増税は凍結と申し上げています。個人消費がマイナス、物価の上昇に賃金の上昇が追いつかない、国際経済も不透明感を増す中で…

徳永 エリさんの投稿 2019年7月24日水曜日

 このように、安倍政権下で議論するかどうかで党内不一致も見られるが、原則的には国民民主党は改憲議論そのものを否定はしていない。これを野党共闘を錦の御旗に、まるで5野党が護憲の血判を押したように喧伝したのは日本共産党の誤りである。

 こういった経緯を知らないのか知る気も無いのか、憲法守れだの平和がどうこうと謳っている連中が平気で「#裏切者には死を」などと物騒なことを言い出すとは。こういう矛盾と狂気を叫んでいる以上は何度選挙をやっても政権は取れないだろう。

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【運営・執筆】竹本てつじ【転載について

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