玉木代表が辞任?山尾志桜里と伊藤たかえ「女の戦い」日刊ゲンダイの妄想記事、匿名記者X【KSLチャンネル】

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 国民民主党の玉木雄一郎代表が辞意を固めたと日刊ゲンダイが報じています。

 もちろん妄想記事です。事実だとしても、東京都議選の最中にそんなこと外部に漏らすわけありません。ゲンダイの記事では玉木さんに近い党関係者の発言として

辞意固めたか、国民民主党・玉木代表…山尾志桜里vs伊藤孝恵“女の戦い”にウンザリ?|日刊ゲンダイDIGITAL
「代表、幹事長が主導して出馬を頼んだ山尾さんの公認決定が、二転三転した挙げ句に党内の反発から撤回を余儀なくされたわけですから、代表失格の烙印を押されたのも同じです。本人は参院選後の辞意表明を考えているようです」

 などと、実在しない関係者の証言を掲載しているわけですが、国民民主党は昨年の衆院選まで少数政党で、近い遠いもない家族的な政党です。

 玉木代表の進退については後ほど解説しますが、記事の中では「女の戦い」とかで伊藤たかえ議員が「私(党)を取るか、志桜里さんを取るか」と迫り、ポスト玉木を狙い山尾叩きを渡りに船としてるとか。実に嘘くさい話です。

山尾問題と代表の進退


 全トヨタ労組を擁する連合愛知に支えられる党愛知県連が、山尾さんが再び愛知で活動することに反発していたことは事実でしょうけど、それは伊藤たかえ議員に限ったことではないし、県連代表で党代表代行の古川元久議員が反発していたという話しなら聞いたことがありますが。県連内には伊藤たかえ議員と当選同期でトヨタ出身の浜口誠議員もいるわけだし、殊更に「女の戦い」ということにしようとするのは品がないと思います。

 またゲンダイは「伊藤氏は党内で「女王様」扱いだという。恐るべし。(特命記者X)」とか、読んでるこっちが顔真っ赤になるようなことを書いてますが、定数4の愛知県選挙区で2回連続最下位滑り込み当選で、維新や新興政党の勢いもあって、選挙区で安泰ではない伊藤たかえ議員が女王様になれるわけありません。

 一度お会いしたことがありますが、肝が据わってる感じで物怖じしない性格のように感じたのは事実です。広報として記者会見を仕切っていた時に、Xの投稿が一部の記者の怒りを買ったこともありましたが、その時は相当落ち込んだようでXの投稿を長期にわたり停止するなど、決して傲慢な女王様気質ではありません。

 玉木さんの進退ですが、さすがに山尾志桜里擁立問題で榛葉幹事長と共に追い詰められた状態であるのは誰の目から見ても明らかです。こういう状況だからこそゲンダイの妄想記事も真実性を帯びるわけですが、単なる憶測や妄想に自称関係者を登場させるのは低俗ゴシップ誌の常とう手段です。
 参議院選挙後に辞任を考えているというのも、当然のように都議選と参議院選挙の結果が悪ければ責任とることも考えられるわけで、そういう誰でも想像できる程度のことを、さも取材したかのように書くのが日刊ゲンダイなわけです。
 競馬予想以外で記名記者を聞いたことも見たこともなく、今回も匿名記者Xとか中二病みたいな野郎です。参院選後の進退判断という子供でも予想できそうなことを、アルバイトにでも書かせているのでしょう。

 玉木代表の進退もいいですが、ライバルの夕刊フジが休刊したんだから、日刊ゲンダイもそろそろ進退を考えるべきではないでしょうか。

【運営・執筆】竹本てつじ【転載について
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